
今週はいきなりMADEINガウンの活動休止発表があり、MADEINファン(MABY・メイビー)の間ではかなりの動揺が走ったかと思います。かくいう私もいろいろ言われながらも順調なスタートをそれなりにこなしているMADEINメンバーの多幸感を味わいたく、コンテンツの追っかけが日常と化しているくらいには注視していました。今回の公式発表が出る少し前からガウンの不穏な様子は伝えられていたので、早めの発表が正解とは理解しつつもMADEINならではのあの何とも言えないお花畑空間のバランサーとしてはもちろん、パフォーマーとしても欠かせないガウンの一時離脱は痛い。彼女と143を信じて待つしかないわけですが、当面のスケジュールはともかくこのままもし戻ってこなかったら何て最悪の事態をどうしても考えてしまうわけですね。ああ辛い。
とそんな落ち込んだメンタルに追い打ちをかけるようなニュースが翌12日に入ってきました。俳優ソン・ジェリムさんの死去。
決して主演級のトップスターではなかったかもしれませんが、たまにしか見ないドラマの中でもちょくちょくお見かけして光る存在感を放つ役者さんでした。うちの家族の中ではイ・ジュンギ主演のヒューマンアクションドラマ『TWO WEEKS』の役名にちなんで、ソン・ジェリムさんを「キム先生」と呼んでいました。このドラマを観た事のある方なら分かると思いますが、彼の演じた無口で冷徹な殺し屋のそれはもう圧倒的に恐ろしくて凄かった。あのキム先生が…。
後日、彼に関する良い逸話や悪いニュースがたくさん報じられたその中には「日本人サセンの嫌がらせに苦しんだ」などという話まで伝えられましたね。真偽はともかく同じ日本人としてはやるせない気持ちでいっぱいです。…ご冥福をお祈りいたします。
そんな12日、当日放送されたドショーのYouTubeに公式UPされたクリップを真夜中にボーっと見ていたらニヤリとさせられるキッズグループを発見です。
グループ名はBURVEY(バービー)。
韓国的にはバビですかね。いかにもニュージーンズ然としたビジュアルスタイルとニュージャックスイングのポップソング。この『CLAP』がどっかで聴いた事ありそうなすぐに口ずさめる懐かしいメロディーでまた良いじゃないですか。一見して子役事務所上がりと分かる幼さも相まって、SPEEDどころか三浦大知・ AKINA・満島ひかりが在籍したFolderを思い浮かべてしまいました。ミン・ヒジンもニッコリの潔さ。何なんだコレは!
その昔ハロプロ界隈では「病んでる人はハロプロにはまる」という風聞がまことしやかに囁かれました。ユースケ・サンタマリア、犬山紙子、あるいは堂島孝平あたりがそれっぽい有名人。個人的にはスマイレージの「がんばらなくてもええねんで!!」を聞いて感動のあまり自分のラジオゲストに呼んでしまった城田優が印象に残っています。
まさしくそんな心の隙間にスッと入り込まれたという表現がピッタリくるBURVEYとの衝撃の出会いでした。
どうも最近ナムウィキのカテが「キッズドル」から「ガールズグループ」になったなんて話をネットで見ましたが、その肝心のナムウィキが最近になって更新されまだ動き始まったばかり過ぎてメンバー情報等どうにも古い。
仕方がないので独自に調べてみましたよ。間違ってたらコメントからお願いしますね。
今回の『CLAP』活動においてプレデビューを称しているので非常に分かりづらいのですが、BURVEYというグループ名義では既に2回ほどデジタルシングルを発表済みです。
近々の動画でファンダム名も募集していることから、流動的だったメンバーを固定し「正式デビュー」という形でいよいよシーンに撃って出ようかという会社の意欲が感じられます。所属事務所はキッズ専門芸能事務所として名高いキッズ・プラネットの子会社であるON1エンターテインメント。傘下に4Dエンターテインメント並びにKポップレーベルの4D Lableを置き、こちらのメイン音楽プロデューサーが1996年デビューの第1世代ダンスアイドルグループGoofy出身の ”ミッチンソンカラ” ことパク·ソンホ氏。
では年代順に追っていきましょう。

2020年5月1日に初のデジタルシングル『Swing Bebe』リリース。完全に子供です。
当時のメンバーは左からユイ、オ・イェリン、ムン・チェウォン(前中央)、ソン・ソヨン、ハン・ジウの5人。今でも在籍中のメンバーはユイだけとなっています。
♪”ニュ、ニュ、ニュージャックスゥイング!” ニュジの『Supernatural』からさかのぼること4年、90s' R&BクラシックBELL BIV DEVOE『Poison』をすでに取り入れています。メチャ子供だけど、音は超かっこいい。ペド趣向で知られたミンさんはBURVEYを知っていたという妄想が膨らみます。あくまでも妄想です。
ちょっとだけ時は流れて、プロデューサーのパク·ソンホが「7人組のガールズグループを2023年のデビューに向けて計画中」なんていうニュースが流れます。このプロジェクトが結局BURVEYの再始動に繋がったのか関連は不明ですが、この発言の1年後の2023年6月30日に2枚目のデジタルシングル『Don't Look Away』がリリースされました。

この時のメンバーは左からシン・ユラン(紫)、ユイ(青)、ムン・チェウォン(黄)、チョン・ソユン(ピンク)、イ・ジア(緑)。
さすがに少し大人になりました。ユイ以外のメンバーでは引き続きチェウォンがセンターポジションですね。ポリネシア感の強かった子供がグッと可愛くなりました。彼女はKBSの人気番組「不朽の名曲」にダンス神童としてWeeeklyと共演した事もあり、やはりこの子が当時のBURVEYの核だったのかなという気がします。
私は緑のジアちゃんが好きだなー。この子もチェウォンと同じ11ラインと若いので、どっかのヨジャグルとしていつか出会えたら嬉しいね。
そして2024年の初頭のチェウォンとジアの修了を経て、5月のコンサート前にBURVEYメンバーの再構成が発表されます。

左からユラン、新メンバー/イ・ソユル、ソユン、新メンバー/ソン・ジュハ、ユイ。
追加メンとなったジュハは『CLAP』でもセンターポジション。フィギュア島田麻央ちゃんやCLASS:yボウン的な容姿でバツグンの存在感を発揮しましたが、ソユルの方はON1ルーキーズを経ていないのが影響しているのか正式メンバー発表の6月から数か月後の8月には脱退しています。2024年11月17日現在のナムウィキ等で掲載されているメンバーはこの時期のものが少なくないので注意が必要です。

『CLAP』より左から新メンバー/パク・ジュア、ジュハ、ユイ(前)、ソユン、ユラン。『Don't Look Away』と比べるとユランあたりもさらに大人っぽくなりましたね。
新メンのジュアは、2022年11月頃、キッズ・プラネット内アイドルユニットYOUNGESTに所属・ON1ルーキーズを経て2024年4月のYOUNGEST卒業後、BURVEYメンバーに抜擢されました。ニュジのミンジに限りなく寄せたスタイリングは反則ですねぇ。まだまだたどたどしい歌声も含め、もう完全に私ジュアにしか目がいかないのですけど。
韓国では度々このようなジュニアアイドルグループが出現しますが、まがい物扱いされてしまったとしてもBURVEYのドPOPな音楽センスはこのままKポップの彼方に埋もれさせてしまうには実に惜しい。くたびれたメンタルを癒してくれるBURVEY。社内発表会のようなものだけでなく外部イベントにも参加して、ナイスなジュアちゃんチッケムと次作へと繋がる活動をどんどん展開していってほしいですね。