
そんなこんなで近年デビュー組の中でも最大級にシーンを掻き乱し、話題をさらったKiiiKiiiのデビューアルバム「UNCUT GEM」の発売から1週間が経ちました。
音盤初動20万枚を超え、歴代ヨジャのデビュー初動記録としては歴代9位を記録したとのコト。一覧は以下の通り。
1.Hearts2Hearts [The Chase] - 408,880枚
2.BABYMONSTER [BABYMONSTER] - 401,287枚
3.ILLIT [SUPER REAL ME] - 380,056枚
4.NewJeans [New Jeans] - 311,271枚
5.LE SSERAFIM [FEARLESS] - 307,450枚
6.aespa [Savage] - 276,877枚
7.izna [N/a] - 251,131枚
8.NMIXX [AD MARE] - 227,399枚
9.KiiiKiii [UNCUT GEM] - 206,712枚
10.Kep1er [FIRST IMPACT] - 206,659枚
妹分が姉グルIVEのイレブンを追い出してしまった模様。ふむ、失礼ながらこの並びでiznaがいるのに違和感と驚き。あまりサバ番見ない割にはI-LAND2はチョロっと見たのと、古家さんのラジオ番組出演時賑やかしを凄く頑張っていたので、昨日のizna初カムバも地味に応援してる。こう見るとデビュー後も各々決して平坦な歩みではなく、山も谷もありで厳しい世界の生き残りバトルなKポップの側面を感じずにはいられません。KiiiKiiiもこのラインナップに恥じない今後の活躍に期待です。
アルバムの内容としてはどうでしたか?メンバーのキャラ的にもガルクラ路線もありだなと感じていた人は多そうでしたが、思っていた以上にヒップホップというよりミニマルミュージックっていう言い方で合っているのかな。シンプルなリズムの反復が強調されたかなり硬派なテイストで攻めてきましたね。IVEとの差別化を図るという意味では手っ取り早いし、例えば毎回アルバム曲はゴリッゴリでマニアックだけど、タイトル曲は今回の『I DO ME』のように大衆も拾っていくような戦略的コンセプトというのが可能であれば、それはそれで面白い。
2曲目の『GROUNDWORK』と後続曲のように活動中の5曲目『BTG』は嫌いじゃない。4曲目の『THERE THEY GO』と最後の『한 개뿐인(ONE OFF)』はもうひと山を待ってたらいつの間にか終わっちゃってる系で、昔のCDの感覚ならすぐにすっ飛ばします。歌謡ポップスオジサンである私としてはもう少しだけ美味しいメロディーは欲しいな。
全体を聴いての感想は、いい意味でも悪い意味でも「うん、やっぱライアンだな」という言葉しか出てこない。
さらに言えば、割と真剣にMelonでも何でもいいけどアルバム全曲をチャートにランクインさせるくらいのインパクトのクオリティーを期待しちゃってました。もちろん今となってはHYBEの資金力とマーケティング力が可能にさせていたトピックだったかもですが、250が紡ぎだしたニュジの音楽はライトな大衆層だけでなく、うるさ型の音楽ファンも捻じ伏せニュジおじを大量発生させるほどの高品質Kポップだったはずです。
KiiiKiiiのデビューにあたっては巷では「スタシのセンスが凄い」的な声をよく見聞きました。そんなにセンスある事務所なんだっけか。『I DO ME』がプレデビューで、『BTG』がタイトル曲なんかなと思ってたら、やっぱ『I DO ME』がタイトル曲ですよーとか宣伝の甘い感じをスタシらしいというなら分かるんですけど。
パクリだなんだと言われようが、すべてを分捕る覚悟で挑むスタシの本気が見たかったです。もちろんXGなどではなくニュジのパイね。
先月24日ショーケースでの詰めおっぱいが最高に魅力的だったテントウ虫少女・イソルちゃんをお知らせしなくてはいけません。
『イソル(Leesol)』って言われて思い浮かんだのは、みんな大好きRockit Girlハン・イスル(Leeseul)ちゃんというおっぱい民の至宝でしたが、間違いなくこちらのイソルちゃんのKポップの未来を照らすような歌声もまた至宝。
詰め詰めっぽいけど、UNCUT GEM( “未加工の” 宝石)とはこれいかに。