
第4だ、第5世代だと凄いスピードで変化していく今のKポップ界で元APRILが来日したと言って食いつくKポファンがはたしてどれほどいるのでしょうか。キム・チェウォンがファンミするといっても大抵の人は別のチェウォンを想像してしまうことでしょう。
元APRILのチェウォンが10月7、8日に元メンバーのジンソルをゲストに日本でファンミーティングを開催しました。
APRIL。
遅れてきたパイナップル(APRILのペン)の私は普通にドラマ「A-TEEN」あたりでナウンは知っていたし、APRILというDSPのヨジャグルの存在だけは知っていましたが、女優ナウンがそのAPRILのメンバーだと初めて分かった時おそらく興味を持って音楽を聴いたのでしょう。
「ああ、コレは自分の大好物だな」と感じたのを覚えています。
『Mr. Chu』 Apinkカバー。
一聴してトップランナーApinkの清純スタイルの二番煎じ的な印象もありましたが、独特のファンタジー要素をブレンドしてきちんと美しいメロディーと音楽を聴かせてくれるグループだというのはsweetune~MonoTreeやe.oneを当時知らなくても(今でもそういう作家チーム全然分かってませんが)すぐ分かりました。
宇宙少女の『ピミリヤ』等で知られるe.oneによる『April Story』と『The Blue Bird』。
曲も美しいが、ジンソルの超次元スタイルと横乳も素晴らしい。
こんなパフォーマンスとは裏腹に若干頭のおかしい(褒めてます)トークも標準装備なのがジンソルの魅力だ。
名曲はタイトル曲だけではない。
2ndミニ「Spring」収録の『Wake Up』。
当時のアイドルのプロモーション活動でよく行われていたゲリラライブ動画なので音声がブッチブチになってますが、とてもいい曲。
途中ちょいちょい映るジンソル(スマホ持ってる黄色い女)には謎のパワーと勢いが垣間見られます。
名誉回復ができないまま結局解散という悲しい結末を迎えてしまったグループ。
予期せぬいじめ騒動が本当だったのか、被害者メン・ヒョンジュの狂言だったのかを検証しようなんて気は全くありませんが、今回のようにメンバーがファンを未だに大事にして笑顔で活動してくれているという事実は、その不名誉な疑惑に対するひとつの答えではないでしょうか。
APRILというグループがいて、その名曲群たちは本当に輝いていたという事実はいつまでも変わるはずがありません。