
もはや説明不要!今年2024ほぼナンバー1流行語大賞「aespa踏めますか?」。なんとキャッチーな響きでしょう。
パンHYBEとミンADORによるバトルはあらゆるグループのファンダムをも巻き込んで泥沼化の一途をたどり、ADOR側が裁判所に訴えた「HYBEによる議決権行使禁止」が本日認められ、とりあえずHYBEが欲しかったミン・ヒジンのクビが文字通り首の皮一枚で繋がった状態となりました。このままおとなしく終わるような問題とは到底思えませんが、この不毛な大人同士の争いの中から生まれた、というか晒されちゃったのが「aespa踏めますか?」という大企業の経営トップから発したとは思えないこの発言。と同時にこの騒動唯一の収穫だったのがこのキャッチーな流行語とライバル企業の商品を「倒す・倒さない」だと幼稚なスタンスで測るような人がかのパン・シヒョク議長様なのだと世間に広まってくれた事でしょうか。
そりゃあウインターさんも笑っちゃうよね。
というわけでこの発言に絡めてというわけでもないのですが、aespaの中でまだ取り上げてなかったこのウインターさんを術後カムバ活動頑張れの意味も込めまして、MVで空飛んじゃってたしリアル微乳セーラームーン的に記事化しようかと思っていたのですが、駄目だ!今回の活動もカリナが反則すぎる。こんなおっぱい絶対に「踏めない!!」
そしてこんなトンチキ具合もひどい『Supernova』『Armageddon』でGOを出せちゃうSMってあらためて凄い。これでいいのかと思ったSM楽曲なんて今に始まったことではないのですが、音楽番組事前収録での「マイ」の掛け声が加わる事で曲が持っているパワーがあたかも魔法にかけられたかのように心にズシズシ響いてくるのですね。ほらほら、「サゴヌンタガワ、あ、オーエイッ!」「コセゲコジョガ、あ、オーエイッ!」ってもう何言ってるのか分からないけど、もう一緒に歌いたくなっちゃってませんか?こんな格好いい曲に聴こえるとは一聴しただけでは全く分かりませんでしたよ。
そして気が付けばパーフェクトオールキルです。いいなぁ、精神的にダイブ(IVEペン)の身としては羨ましいなぁ。aespaもIVEもデビュー初っ端が大成功過ぎてしまったきらいもあって、少しでも成績が落ちたり、伸び悩んだり、あるいはアンチにつけ入られる隙でもあれば、例によってオワコン扱いされやすい所がありますよね。思えばaespaも謎に叩かれる時期を乗り越えてここまで来ました。コーチェラ出演時には「生歌が酷い」「衣装がプルピンパクリ」、学祭に出れば口パクに「歌手なのか?」と批判されるはセクハラ食らうわ、予約数や初動売上歴代記録を出したGirls活動でもやれ「振付がヘボい」ジゼルがダンスミスすれば「何故デビュー組に入れた?」etc…。
要はアンチに目を付けられやすいタイプなのでしょう。最近コーチェラ舞台があらためて再評価されるということもありましたが、そうですね、今ならルセラがその対象になってしまったようなところがありますかね。IVEは今回無冠となってしまったせいで当然のようにアンチはオワコン扱いしますわね。大丈夫です。良い曲、面白い作品を確実に紡いでいれば何時か報われる日が来ます。
そうそう初のフルアルバムとなった「Armageddon」も思いのほか良かったですね。A面B面何ていう言葉を知っている古い人間はどうしてもそういう聴き方をしてしまうのですが、タイトル曲を始めあらゆるパターンのトンチキを取りそろえたA面とまったりポップ『BAHAMA』から始まるB面はラストバラード『Melody』までとっても聴きやすい作品が揃っているというとってもSMらしいアルバム。トンチキとポップさのバランスが絶妙だし、収録曲でもヌルッと名曲と呼ばれる類の曲を普通に入れられる点もやっぱりSMは強い。事務所の人間的な部分等は未だに日本人差別などしていそうな未熟で残念な面もある感じはするけども、こと音楽に関してはいろいろな音楽からの要素をうまくミックスして中毒性の強い独特な世界観を確立してるなと。最近見たKポファンの書き込みの中で、若干偏見も感じらる意見かもですが『Supernova』について妙に納得して同意できるコメントだったので紹介して今回は終わりとさせてください。
”これぞ「KPOP」 。いくら知識のないオタクに、そもそもKPOPは洋楽のパクリ〜云々言われようが、そこからオリジナリティにして生み出されたのが「KPOP」。 そのKPOPの良い面を横取りして、先人たちが作り上げてきたシーンを土足で踏み荒らし、全く一つとしてオリジナルの要素が無い、売れる為だけの音楽を恥も外見もなく現在進行形で生み出しているのがHYBE。SMならSMの音楽、YGならYGの音楽、JYPならJYPの音楽と、いくら世界のトレンドが移り変わろうと、何を言われようと、自分たちの音楽性を貫く事務所やアイドルが、これからも残り続ける。”