
3月9日付ビルボード「HOT100」99位と、タイトル曲『EASY』でデビュー後初めてにチャートインさせたLE SSERAFIM。音楽番組の1位獲得も最多の9冠を獲得。来月にはアメリカ最大規模の音楽フェス、コーチェラへの出演も決定しています。
個人スケジュールもそれぞれ充実していて、米女性シンガー・トリー・ケリーの新曲にチェウォンが参加。
ユンジンが米人気トークショー「ケリー・クラークソンショー」に出演すれば、サクラは韓国コスメブランド「LUNA」の新モデルに就任。カズハは前髪アリがさらにスジにそっくりと大好評(笑)
いやコレは以外とデカイですよ。昨年公開されたスジ主演のネトフリドラマ『イ・ドゥナ!』がパート2が期待されるくらい大人気で、多分ズハもちょっと意識しちゃったかも?個人的には前髪なしの方が魅力的に見えますけどね。
第4世代のトップグループとしてこれ以上ないほど順調なはずなのですが…。
ご存知の通りウンチェが炎上という事態となってしまいました。
まずジャム事件(大先輩ウェンディお手製のジャムを貰って感謝の言葉を「恐れ多くも私なんかに」と書いたつもりが「よくも私に」のニュアンスに解釈されてしまった)に始まり、過去の受験生に向けたWeverse Liveの発言「同い年の友達は毎朝学校に行ってるけど、私は11時半にマネージャーが迎えに来る!学校大変そうww」やスター日記のスルギとイェリの目が小さいとかクソどうでもいいものまで、それ以前の話も含め基本的にはアンチをはじめとする燃やしたい連中による言いがかりだとは思います。
ではウンチェ自身に全く非がなかったかというと、そうとも言い切れないんじゃないかなとも思う。
HYBEという大企業のトップグループの一員だという奢り、ルセラ特有のグループの関係性がウンチェ本人無意識の甘えを生み、アンチに突かれる隙を作ってしまったかなというのが率直な感想です。
17歳の女の子に対して大の大人が言葉尻をとらえてあーだこーだ言ってる様も恐ろしいですが、例えば他グループであるイソやヘリン、ヘイン等の言動がアンチの餌になりうるかといえば、ちょっと想像がつかない。近い事務所スタッフの教育もあるかもしれないけれど、それよりやはり本人の素養の方が大きい気がします。ガラムが抜けたことで飛び抜けた最年少となり持ち味を最大限に発揮したマンチェでしたが、これからはトップアイドルとして細やかな仕草や言動まで気を配らなくてはいけないという現実を、今回の大炎上で学んだことでしょう。
勝手に「ルセラの未来」認定していたあのウンチェが炎上騒動だなんてちょっと感慨深くもありますが、オンニ達に愛されて萎縮せずに伸び伸びと育ててきたルセラの雰囲気が最高だっただけに、天真爛漫なウンチェが見られる機会も少なくなってしまうかと思うと少し寂しいですよね。
ルセラというと『EASY』での音楽番組アンコールステージもネガティブな話題となりました。
特にサクラに向けられた批判はちょっと可哀想になるくらいでした。でもコレも再三言っていますが、リップシンクを否定はしません。ただライブコンサートって生き物なので本当に何が起きるか分からないと思うんです。機材トラブルだって普通にありえる。そんな非常事態に遭遇してしまい「私達、歌えないから中止します」とかできますか?
今回のカムバでは完全にまる被りだったせいで、TWICE先輩を無冠「オワイス」などと馬鹿にするようなコメントも一部ピオナの間で見受けられました。TWICEもジヒョとナヨンをボーカル2TOPとした構成ですが、モモにしてもダヒョンにしても生歌が聴けないなどというレベルではありません。メンバーそれぞれが歌とダンスを2時間30分〜3時間のフルパフォーマンスして、9年目にして世界26地域で45回公演というライブ・スタジアムアーティストとして君臨しているのです。デビュー1年にも満たないグループのペンが馬鹿にしていい存在ではないのです。少なくとも馬鹿にしていいのはかつて同じように言われたであろう少女時代ファン、ソウォンだけではないでしょうか。
そして生歌問題以上に深刻なのは、制作陣のリファレンス/盗用問題。
ロザリアの模倣だと分かっていても『Antifragile』のサウンドや振付はやっぱ面白いなと思ったし、今回のカムバも『EASY』とかこんなメロディーがあるんだか何だか分からない平坦な曲で行くとか逆に「かなり攻めてるな」と好感を感じていたんです。
ところがラジオ好きなので洋楽もKポップも紹介してくれるような番組、例えばFM横浜の「Radio Hits Radio」でアリアナ・グランデの『eternal sunshine』を聴いて衝撃、まんま『EASY』じゃないかと。でも発売日はルセラが2月で、アリアナは3月。どういうコト?ただの偶然?まだアリアナってHYBEと繋がってるん?こんなのがあると名曲『Perfect Night』であえも映画「トップガン マーヴェリック」の劇中歌、ワン・リパブリックの『I Ain't Worried』をセレーナ・ゴメスが歌ってみた的に聴こえてしまう不思議。
さすがに盗作認定とまでいかなくても、ド素人のリスナーがアレ?と感じてしまうなら詳しい専門家にとっては苦痛でしかないでしょうね。
ちょっと調べれば腐るほど出てくるほどなので、紹介する気には全くなれないけどもBTSでの圧倒的な成功例があったからであろう盗作依存はかなり深刻で、超大手となった会社とは思えないその姿勢は評論家やファンがうんざりするだけでは済まされない、いつか取り返しのつかない事となってしまうかもしれません。そんな時でさえ矢面に立たなくてはいけないのはルセラメンバーなんていう地獄だけは勘弁してほしいものです。
サクラは19日に26歳の誕生日を迎え、感謝の気持ちと残されたアイドルとしての時間に対する不安をメッセージにアップしました。
その中には「人間はみな完璧ではないし、でもだから成長していけると思っている。私自身もいろいろなことを学び中で日々反省しながら、それでも昨日より良い自分でいようと頑張る」と生歌アンコール批判を想起させるような抱負もありました。たしかに歌も未熟です。年齢もいってるかもしれません。自分に一体何ができるのだろうと不安も常にあるかと思います。
それこそルセラの始まりはIZ*ONEの人気順に上から1、2、3と揃えればいいだろう的なパンPDの何とも安易なスタートからだったのだろうと勝手に感じてますが、覚悟のクラはそれでも罵られながらも過酷なダンスを習得したはずです。皆そうやって少しずつ。TWICE先輩もロールモデルのアイリーン先輩もまだまだ元気に頑張ってますからね、何年先になるか分からないけれどサクラが堂々と任されたパートを歌いきる姿が見たいですよね。
最後にウンチェならびにグループを包み込むような柔らかく温かいメッセージを。
LE SSERAFIMのイメージの対極にあるようなサクラの優しさは、傷だらけになりそうなこのグループをまた一段と強くしてくれると信じています。
「ネガティブなことの方がより聞こえてくることが多いけれど、みんなが思っている以上に、幸せなことが溢れていると信じているし、この世界は、憎いようで、やっぱり美しいと思う」
HYBEはようやく昨日、誹謗中傷等の書き込みに対する厳重対応の声明を発表したそうです。相変わらず対応の遅い会社なんですよねぇ。