
IVEが4月29日発売の2集ミニ「IVE SWITCH」でカムバックです。
活動曲『HEYA』は民話ベースだというティーザーの時点で何かとんでもない予感がプンプンありましたが、オモロいの来ちゃいましたね。ニュジ以来「イージーリスニング系」とされる軽快なまったりソングが幅を利かせ始めている中、逆行するかのようなまさにごった煮Kポップでした。
『After Like』のグロリア・ゲイナーもですが、HYBEがルセラフィムでこだわりを見せる欧米最新トレンドではなくクラシックR&Bからの引用というのも対照的で興味深い。まあそれでも欧米人なら大ヒット曲Blackstreetの『No Diggity』が元ネタなのはバレバレだし、Kポップ全体がパクリ常習とひと括りにされてしまうのも困るので ”チームIVE” としてはもっとクレジット的にはちゃんとした方がいいんでないかなとは思いますが。
まだレビューできるほど聴きこんでいるわけではないので詳しい解説・感想は後回しにしますが、アルバムとしては「I'VE MINE」よりも好きだな。前作もトリプルタイトル含め曲単位では良曲揃いですが、作品集として聴くには頭ひとつ飛び抜けた名曲があるよりも今作のようなスルメ曲多い方が個人的に好みな模様。
『HEYA』はこの記事を書いている途中に一番上にあげたSTUDIO CHOOMから例の怪しめダンスがフル公開されました。もはやダンスチャレンジは曲のヒットに欠かせない重要なポイントである事からも、もうひとつのタイトル曲である『Accendio』でどんなポイントダンスを見せてくれるのか楽しみです。
やはりKポップのカムバックはいつだってこのようにワクワク期待と不安にドキドキさせられるようなものであってほしいですよね。少なくとも事務所内のゴタゴタで話題が持っていかれてしまうのなんてのはホントこりごり。
ワールドツアー「SHOW WHAT I HAVE」の準備とバッティングしていた事もあり、プロモーション的に十分とは言えなかった前回の問題点を今回はよく修正して、バラエティ出演はもちろん、YouTubeのコミュニティ投稿機能を使用する試みなど万全な体制な様子がうかがえ期待大です。期待といえば当然音楽番組の冠獲得もあります。ルセラの生歌問題が大々的に報じられてしまったように、最近のアンコールステージはある意味一部アーティストにとってはズバリ「公開処刑」の場としてアンチの強力な餌となっています。IVEも生パフォーマンスに関しては批判対象となるケースが多いグループでしたよね。
『I AM』という楽曲はそれを見事に挽回してくれましたが、リズとユジンがいて成り立っていたパフォーマンスなので、それ以外の声量が弱いとされるメンバー。ウォニョンやガウルあたりには、少しでもいいのでぜひともワルツで鍛えられた生歌力をアンチに見せつける事ができればいいなと思います。ある日たまたまつべでLA公演の模様をチラっと見始めてしまったのですが、かなりLIVE感強めの歌唱で断定はできないにしてもフルで生っぽく見事に歌いきっているのでついつい全部観てしまいました。ライブアーティストとして北米をソールドして会場を沸かせ、ハードなツアースケジュールを乗り越えた自信は相当メンバー全員を鍛えたのではないでしょうか。
この昨年10月から始まり、今年2024年の9月まで続く19ヵ国27都市で開催の初ワールドツアー「SHOW WHAT I HAVE」公演では我がレイちゃんのおっぱい最高傑作が誕生しました。このガウルとのスパイスガールズ『Wannabe』カバーです。歌った後に二人でペットボルチャレンジを行うまでがセットとなっております。またその直前のソロパフォーマンスとしてイ・ハイの癒しソング『HOLO』を披露していましたね。「もう泣かないよ、自分をもっと大事にするの」というレイちゃんにとってはちょうど1年前の活動休止を想起させる歌詞が印象的で静かな感動を与えます。
「IVE SWITCH」のプロモーションとして、さっそくレイ&リズで本日「リムジン・サービス」に出演していました。カップルズでの出演ということで非常にリラックスした様子でレイちゃんは得意のSっ気を出しては、リズも本当に以前よりもバラエティー慣れしてきて、イムジンの最新曲『プロポーズしない理由が見つからなかった』の正式名称が分からない感じとかほどよく壊れかけてましたね。IVE最高です。
ちなみにBIBIさんの『Bam Yang Gang』の「タルディタルゴ…」のくだりって、韓国人的には普通に言えるんですかね?韓国人が「つ」や「ず」が発音しずらいのと同じように、日本人では難しいっぽい早口言葉なのかも。ちょっと前にBilllieハルナもかなり苦戦していたのを見ましたが、韓国語に定評のあるレイちゃんでさえも難しいって面白いですね。