BEWAVEが気になり出した頃、ウマチュン1位を獲得するなど話題になっていたのがバーチャルボーイズグループPLAVE。うん、たしかに曲は凄く良い。誰が作ってんだろうとPLAVEを調べ、ナムドル方面には明るくないのでそこで初めてEL CAPITXN(チャン・イジョン)とその彼が作ったプロデューサーチームVendorsを知ることとなります。
クレジットリストを見てビックリ仰天。IU『eight (Prod.& Feat.SUGA of BTS)』、トエスAAAの『Generation』あぁ、コレは凄い。そんな中にこのBEWAVEの『SING !/Shine』も見つけ出したわけですね。そりゃあ、いい曲なのも当然だ。
彼等と非常に関係の深いHYBEは嫌いだけど、この時から彼等が今イチオシの制作チームになりました。その後のトエスの『Girls Never Die』の成功もARTMS『Virtual Angel』のクオリティーも当然の結果。たしかUNISのコトコ記事だと思いますが、とあるグループのカムバに期待している旨を書きました。もちろんこれはBEWAVEの事でした。
そしてついに10月10日、彼女達の初カムバックとなりました。シングルアルバムという事でまたあらためて吹けば飛んでしまう立ち位置を実感させられますが、期待通り今回もメインプロデューサーとしてEL CAPITXNとVendorsリーダーNANO(キム・ジェホ)が参加。
タイトルがまた2曲ともオール韓国語の長ったらしいやつとかナイスなセンスじゃないですか。『너에게로 가는 길이 너무 어려워 ーあなたへ行く道があまりにも難しくてーHard To Get To You』ノーエーゲーロー ガーヌンギーリー ノームーオーリョウォー(合ってる?)韓国語をカタカナで起こすとなかなかに呪文チックでめちゃめちゃ歌いたくなりますよね。ナーン、モラソネマミイリ、ダチェローンジ♪とか。やっぱり曲も良かったね。特にこと曲に関してはまーうるさそうなB級民にもおおむね好評のようで非常に嬉しい。
さて、いつもならばこのあたりでおっぱい特化メン、BEWAVEならジオンかレナちゃんあたりを紹介する流れなんですけども。
下のこの動画見てください。
Kポップアイドルは練習生になってもデビューできない人達がほとんどで、デビューができたとしても順調に活動できるグループはほんの一握り。さらにその一握りの中から選ばれし者のみがスターの称号を手にする。
そんなアイドル物語を夢見て一度はデビューが決定し、プレデビュー曲リリース、ステージ披露もしたにもかかわらず、最終的に全てが頓挫してしまった経験を持ち、練習生時代から数えると10年間待ち続けて遂に夢のデビューを掴んだのがユンスルです。先に書いたようにKポップではよくある事例だとは思いますが、オジサンこういうのに弱いんだよなぁ。
ユンスルが所属していたのはSEEARTという8人組グループ。KARA、ブアゴル、T-ARA等の振付やプデュの辛口ダンストレーナーとしてあまりにも有名なペ・ユンジョンが共同代表を務めたYAMA&HOTCHICKSで2016年初頭にはすでにデビュー準備がアナウンスされていました。メンバーとしてはPRODUCE101出演のユ・スアの加入でも話題になった模様。
10月に入り、遂に種(シア)が花になるまでの成長過程のように様々な姿を見せることができるグループ、そして「いつまでも記憶されていたい」という思いを込めた “See, Always Remember Team” SEEARTというグループ名、予告イメージ、2017年1月のデビュー確定を公開。
ユンスルは当時15歳、ティーザーにはまだまだあどけなくキオプのハヌルっぽい雰囲気の彼女が見れます(【リンク】)。生配信サービス・アフリカTVにて計4回にわたり行われたLIVEステージではメンバー紹介や数曲のオリジナル曲も披露しています。12月12日にはプレビューシングル「Bloom The SEEART」をリリース。タイトル曲『Cupcake』はライアン・S・ジョンがプロデュースのとってもドリーミーな良曲。デビュープロジェクトは順調かと思われましたが、予定していた2017年1月デビューは叶いませんでした。
原因はハッキリしていませんでしたが、事務所と作曲家間で正式契約して作ったはずの『Cupcake』が他社のアイドルPlayback『I’m in Love』として使用されていたものであったり、MBKとの忖度なのか現BAE173ハンギョルが所属したナムドルIM(アイエム)の方が先にデビューしたりといった話を聞く限り、当初より事務所周りのドタバタが強く感じられますね。
2017年10月メンバー全員でサバ番MIXNINEに出演。この第1回放送のペ・ユンジョン代表インタビューで会社の資金難がデビュー遅延の原因だった事が初めて明かされます。
2018年6月頃、グループごとKRAZYエンターテインメントに所有権移転、グループ名もOAHSISへと変更され、マンネのヒェダムが脱退しました。
2019年7月には下半期デビューのティーザーを複数公開したといいますがそれ以降音沙汰なしの活動停止状態のまま、こちらでも事務所の経営悪化で結局2019年10月11日にメンバーのSNSで会社からデビューのキャンセルと解散が発表されました。
マンネラインだったユンスルがBEWAVEではマドンニとなっての再々々デビューです。
会社規模からしても現時点ではとてもブレイクできるようなグループには見えないかもしれませんが、Kポップでは日本ではもはやありえない「中小の奇跡」と呼ばれる大逆転劇が度々発生します。それにはやはり曲の良さがあってこそ初めて成せる現象なので、是非ともBEWAVEには文字通り大きな波をKポップ界に巻き起こす、そんな奇跡を割と本気で期待しています。前のページで紹介した作名所動画から、ファンダム名が決まっていない彼女達に「《BE-WAVE》に《LU》があってこそ、完全体の《BLUE-WAVE》になる」としてキムデヒさんのアイデアにより『LU(エルユー)』という何とも素敵なファンダム名が正式に決定しました。
あっけなく夢を諦めなかったユンスルの涙にほだされてしまっただけですが、今の涙がデビューの喜びと共にほんのちょっぴり悔しさ混じりのものであるならば、それよりももっと大きな感動の涙となるようなBEWAVEの輝く未来が見てみたい。ユンスル、ファイティン!!